フレームワーク:PPM
プロダクトポートフォリオマネジメント,つまりPPM。これについては,結構知られているのではないかと思います。
花 形 問 題 児
カネのなる木 負 け 犬
↑成長率 シェア→小
といったような分類になるわけです。
経営資源の全体最適を目指す場合にPPMが用いられます。まず,カネのなる木については,獲得しても再生産に廻しても次期にレッドオーシャンになることが見えているといえるでしょう。また,花形といえるのは,今後の再生産・再投資に適しているものといえると思います。花形事業は何であるかというのは経営者として重要な判断になると思います。
他方,負け犬というのは,シェアも乏しければ市場成長率は大きいというものです。成長率が大きいが現在は赤字というようなものです。まさに問題児,電気自動車などが典型例といえるかもしれません。これはビジネスモデル次第では花形にすることができる可能性だってあります。
次に,負け犬です。負け犬はレッドオーシャンそのもの。成長も見込めず相対的シェアも少ない。一般的な債務整理などに似ているような印象を受けます。
これらの分類は,人によって,あるいは市場の評価によって異なってくるかも知れません。基本的には,カネのなる木から花形と問題児に対して,再生産分の投資を廻すというスキームになると考えられるのです。