考え方

私は、これまで仕事におわれてきましたが、これまで過去を顧みる時間をなかなか持てませんでした。もちろん弁護士としての活動の中では、おもしろくないこともありましたし、その過程においてはさまざまな苦労がありました。しかし、やはり、どんな境遇であろうとも、「人間として正しいことを正しいままに貫く」こと。これが中心に貫かれてのことではなかったかと思います。

 

私は、平成28年後半から、思いもよらない人生の障害に遭遇していましたが、そんな困難に直面したとき、どちらを向いて仕事をするのかは、すべて自分の「考え方」から来る判断ではないかと思います。私は経営者としてチームを率いていますから、自分だけよければそれでよいという考え方はあり得ません。

 

勤務弁護士の中には、環境に負け、自分自身の欲望に飲み込まれ心が乱れた者もおり、結果として人の道に反することを平気でやってしまうものもいました。

 

やはり経済的なコンサルティングはもちろん羅針盤となる考え方が大事です。

 

正しいのは人間としての「考え方」ですが、生まれ育った環境での弁護士を打ち破るブレークスルーが必要なのでしょう。

 

それは、親とか、味方とか、敵とか、そういうことではなく、その考え方、自分の想いがあり、かつ、それが正しいベクトルを向いているものでなければなりません。

 

どんなに才能があろうとも、どんなに熱心に仕事をしていても考え方が間違っていたら、マイナスのチームになってしまいます。

 

たいへんな苦難や逆境に遭遇した今だからこそ、それを真正面に受け止めること。個人の幸福のみならず、会社というチームという幸福にも結びます。うまくいかない理由をチームのせいに責任転嫁している考え方では、能力や熱意も間違ったベクトルに進んでしまうのです。

 

このような後ろ向きで否定的、非協力、暗く、悪意に満ちて、意地が悪く、他人を陥れようとする。不真面目で、嘘つきで、傲慢で怠け者、利己的で強欲。不平不満ばかり。自分の非を棚にあげて、人を恨み、人を妬む。そういう弁護士をみましたが、そういう道を自己責任でゆくものを止めることはできないのです。私たちにできるのは啓蒙だけです。

ページの先頭へ
menu