前明石市長泉房穂弁護士、結局子の福祉も偽善だったか。

辞職を表明した前の明石市長、泉房穂弁護士(兵庫県弁護士会)のこどもをめぐる特色ある記述も、他方で行政代執行を受ける立場の弱者に放火をしろと迫る畜生道の人格からすれば、もはやすべてが偽善と選挙目的であったと映ってもやむを得まい。特色ある行政政策、具体的には司法がすべきことを行政に取り込んで話題を集めた泉房穂弁護士のことである。

 

一部では、泉弁護士の政治手法には評価する声もあがっていた。具体的には、明石市長としては、中学生までのこども医療費の無料化、犯罪被害者等支援条例、離婚後のこども養育支援、法テラス窓口を市役所内に全国で初めて設置していた。

特に、無戸籍者に対するサポート事業、第二子以降の保育料無料化、離婚後のこども養育支援(養育費や面会交流についての取り決め)などの施策は弁護士ならではの施策といえるだろう。

しかしながら、明石市の児童相談所は聞くところによると、実際は稼働しておらず横浜市など専門部署がある地方自治体と比べて相当な遅れをとっている状況にあると聴く。また、こうした問題に取り組む職員と話す機会があったが決してモチベーションが高いとは言えず、「いやいややっている」という感じが否めないところがあった。

 

実はというと、児童の医療費の無料は名古屋市も行っているところであり、別に珍しいことでも何でもない。養育費や面会交流についての取り決めも見学にいったのだが、別に、エフピックのような取り組みを行政をしているような形ではないと少なくとも私は理解した。要するに「言うだけ番長」なのである。

 

その結果が、放火の強要である。もはや市長や弁護士はもちろん人間としてどうかというレベルの問題であり、市民を導く資格はない。私が残念に思ったのは、泉氏は見せることだけが上手で中身がからっぽだったということである。詰めた話しになると「準備中」なのである。前明石市長の泉氏に同情的な見方もあるらしいのだが、放火を強要しておいて、「いい面もある」などというのは、選良を選ぶ感覚が鈍磨しているといわざるを得ないだろう。

そして、これほど社会でパワハラが問題になっている中で市議会が全く機能せず、かえってよくよく話しを聴いてみると職員はパワハラを受けても仕方がないなどという論調を神戸新聞は行っているようだが、言語道断というほかはない。人格を否定する人間が人の上に立つ資格など全くない。そのうえで、泉房穂弁護士がこどもの虐待に取り組むポーズをとっていたというのであるが、今考えてみるとお笑い種である。行政代執行を受けざるを得ないような人の感覚に寄り添えない人が、選挙権もない虐待児に寄り添えるはずもあるまい。明石市役所を訪れたとき、職員から泉氏は熱意がある人ですねと水を向けると「どこが?」という冷めた見方がとても印象的であった。もはや明石市役所職員の心はパワハラ市長とパワハラ弁護士からは離れていたのであろう。

それは結局、マスコミを騙してお涙頂戴の弁明をしても結局誤魔化せなかったといえようか。

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