債権回収のコツ③
債権者は嘘をつく。
なんだ、そんなわかりきったこと、ということのように思うかもしれませんが、最初は、嘘をついているようにはみえずナチュラルに嘘をつくのが、債務者の特徴といえるかもしれません。
おそらくは、長年の事業で培われてきたものなのか、と思うときがあります。回収の話しをすれば、「1ヶ月後においしい入金話しが」と真面目に話し出します。
債務者は、自分にとって都合の悪いことはいいません。いわないだけであれば良いのですが、積極的に嘘をつかれるというのが一番困るように思います。
債務者の嘘がナチュラルなのは、債権者を安心させるためなので、自己保身もあるものの、相手を安心させるという目的があるからかもしれません。
現在では、「勝負の勘」で、いろいろ大変・・・といわれても、これが債権回収の場であると割り切って、基本的には、いっていることの8割引きくらいで話しを聴くと意外感がありません。
よくあるパターンが大きな取引が決まり・・・というものですが、裏付け資料の提出がない限りは信用してはいけないですし、その代金を真っ先に回収することを考える必要があります。