朝日新聞の論考と日本の内向きさ?
朝日新聞に外国人学者の論考が寄せられていた。
いわく日本での難民申請についての受け入れ率が低く、かつてインドシナ難民を受け入れた経験から、難民の認定を増やすべきというものである。
これは、既に報じられているように、難民認定の99%が却下されている、ということ、にある。
本当に、難民の受け入れが必要なとき、その人権先進国としての我が国は、その受け入れ率は1割程度は確保するべきではないかとの意見を抱いた。
他方、学者は、日本では難民がいないことから、これほどの失われた20年の中でも排外主義が起こらなかったと指摘されていた。つまり、排外するべき対象外国人がいないわけ、というわけである。
そこで、日本では、比較的中道の首相が続くということになったという皮肉もあり、政権自体は安定していたという評価が下されていた。
たしかに移民はフランスがイスラミック・ステートとの間で、センシティブな問題である。イスラム移民が少なければテロは起きなかったのだろうか。
しかし、だからといって日本の内向きは望ましくない。日本に多く観光客が訪れるようになり、特に京都ではそれを実感する。だが、我々も海外に目を向けていかないといけないし、若い人もそうであって欲しい。