甥っ子からのご指摘―形而上学
私は、「形而上学的に判断するのではなく」など、指導していただいた先生の文体が古かったこともあるので、甥っ子から「けいじじょうがくてき」って何?と問われることがある。
最初の問いというのは、真に存在するのかを探究する存在論だ。僕は実質論とも呼んでいる。
いろいろな説明はあるはあるのだが、てつが哲学者は、ある一つの共通認識として認めている。それは事物は実態と属性の2つに分けられる、ということだ。弁護士が形而上学的すぎる、というのは、まさに、物体のことばかり述べて、その実態の在り方を論じていない、という批判だ。
ただ、我々は、属性には個別性があり、一例を挙げれば赤いシャツもあれば、青いシャツもある、ということになるが、属性自体も一般論だという見解もあり、今回は、中心的なテーマを論じた。