ビジョン・ストーリー。
ANAのビジョンをみると、組織+Willというミニマムは伝わってきますが、あまり具体的にではなくて抽象的なものだ、という印象です。
そこに欠落しているのは、ストーリーだと思います。ビジョンにもストーリーが必要でだということです。社内の将来を物語風に示すというビジョンは多くの社員の共感を与えます。
ある会社ではAさんはこうなっていて、Bさんはこうなっていて、Cさんはこうなっている。そして、代表である自分はこうなっているというように、自分を含め身近な登場人物が出てくるので共感してもらえる可能性が高いといえます。
昔、JALにも経営理念やビジョンはあったのですが、総花的で何がいいたいかよく分からず、社員には浸透しなかったということもあります。
将来において具体的に感情豊かに実名をしめしながら、ということですと共感度が高くなり、これまで経営理念と何が違うの、という疑問の氷解も含めて、社員さんの記憶・印象に残ってくれるといえるもの、がこれから求められるビジョンかもしれません。