名古屋高裁の運用

控訴審から依頼を希望される方もいますが、名古屋高裁民事部の運用はおおむね以下のとおりです。

 

名古屋高裁で控訴をした場合でも、証人尋問が実子される件数は、1か部の平均で17件ほどのようです。このように数百件の控訴事件があるわけですが、なかなか証人尋問は実施されないということがあるようです。

 

裁判所からの情報では、欠席、病気などは認められやすいのですが、再度の人証申請については、争点が新たに出てきた、一審が十分ではなかったといった事情が必要ということに限られるということです。したがって、一審は審理が比較的充実している現況からみると、控訴審における人証の採用はなかなか困難を伴うということになるかと思います。

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