修習生にキスを強要,裁判官が懲戒
また裁判官のわいせつ関係の不祥事が起きました。
以前も、大阪地裁の判事補が女性のスカートを盗撮した事件があり罷免判決を受けましたが,今度は、裁判官の高橋信慶判事(40)が、深夜,嫌がる女性司法修習生の頬にキスをしていたことが分かりました。
高橋裁判官は、複数回にわたり「キスがしたい」などと述べて嫌がる女性修習生に二度にわたってキスをしたとのことです。
しかし、この行為が行われたのは午前0時ころのそうです。
複数名とはいえ嫌がる女性修習生を飲み屋につれていき、挙げ句セクハラ行為をしたということでしょう。若い女性を深夜まで引き回すという、このこと自体が裁判官の異常体質を如実に表しているといえるでしょう。
また、この場には複数の人間がいたそうですが、裁判官にはモノを言えない修習生の悲哀を感じられます。そんなことで正義の担い手になれるのかとあえて厳しい言葉をいわざるを得ません。
当然のことながら、福岡高裁が戒告の懲戒処分とする決定をしました。
しかしながら,裁判官は,民事,刑事を問わず国民を裁く立場なのですから最も法律はもちろん道徳的である必要があると思います。
スカートの盗撮と嫌がる女性に無理矢理キスをするという高橋判事の行為は何が違うのでしょうか。分限裁判にかけられたらたまらないということで、早速依願退官したそうです。しかし,依願退官の前に公式に謝罪をする方がさきであると思います。
弁護士会も,おそらく弁護士になるであろう女性修習生にセクハラをして公式に謝罪もしない元・裁判官を安易に弁護士登録させるのはどうかと思います。
本件は,強制わいせつに該当する行為であり,先に罷免された盗撮よりも刑罰は重いのではないでしょうか。特に司法修習生の窮状が報じられている中での行為ですから,弱みにつけこむかの如き行為であり,女性の感情を傷付けるものであり,裁判所としても公式に謝罪を行うべきです。