同友会の例会にいってきました。

同友会の例会にいってきました。

 

まあ,担当例会なのですが、グループ・ディスカッションをやるわけではなかったので、グループ長でしたが質問のとりまとめ役でした。

 

しかし、とても対照的なふたりの報告できかせていただきました。

 

ひとりは、職人的家族経営を目指すということでしょうか。違うかもしれないので、自分の責任で書きたいと思います。

従業員の高齢化という課題がすぐ目の前にあり、問題解決の必要性に迫られている。新卒採用をしたうえで、多少ウィングを広げていく。

また、自社の強みというのが職人的作業にある、というようなことをいわれました。経営指針の発表会なので、本来、経営者としては、自分の頭にあるものをレビューにさらすわけですから、経営者としての深みも分かってしまいますし、怖いですね。でも、彼は心をベースにした経営、そして技術面などで妥協しないこと、ウィングを広げていくことを骨子に採用計画を練っていくという点が報告の骨子だったかな、と思っております。同族会社の場合、経営指針は従業員に夢を見させるためのものですから、なかなか現実的には建築関係で職場環境は厳しいでしょうが、良い会社、だからこそ長きにわたって継続してきたのだろうな、と思っています。

 

次の方は対照的ですが、やはり多くの専門家が入っているらしく飲食店経営のセオリーである仕入3割、人件費3割、利益3割的なものが守られている点がすごいな、と思いました。

そのために、専ら飲食の製造部門に関しては、様々な工夫をこらしていますし、地方都市に多くの雇用をもたらしており、社会貢献もあるな、というように思うのです。ただ、彼は、寿司屋ながら職人は目指さない、むしろマニュアル化を図ることによって、パートの方でも寿司を握るようにされたいということでした。といっても、おのずから、そのマニュアルはレベルの高いものになるだろうと思います。

 

とても、対照的な報告で、甲乙はつけがたいのですが、想いましたのは、やはり後者の会社は一日の売上把握もしているとのことで、飲食店経営の難しさというものが伝わってきますね。かなり割り切っている印象で報告をなされたのですが、現実には、かなり悩まれたうえで決めたのではないか、と想います。

 

経営指針は、前者の会社は従業員に夢をみさせたり経営者を鼓舞させたりするもの、後者の会社は、そうですね投資家説明用という印象を受けて用途も違うと感じました。

ただ、ワインと一緒で熟度の問題もあるから、前者の会社の方が楽しみというご意見もいただき、前者の会社の担当でしたので、そういう面では、うれしく受け止めました。

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